最近でこそ別荘やセカンドハウスとしての建築などで多少は見られるようになったものの、ログハウスというものはまだまだ普及の過渡期にあるといえます。それだけに、一般庶民にとってはあこがれの的であるともいえますが、実際に建築にかかるコストがどれほどなのかは気になるところといえるでしょう。つくりがシンプルであるからといって、それはコストが安いということをかならずしも意味してはおらず、むしろ国内のハウスメーカーが供給している出来合いの住宅などに比べると、坪単価としては大幅に高くなってしまっている傾向があります。こうしたなかで、できるだけ安く建てられるようにするための準備や工夫をしておくということは、はじめにしなければならないことといえます。

セルフビルドで安価をめざす方法

ログハウスを安く建てるのであれば、やはり専門の大工、職人にまかせるのではなく、市販のキットを購入して、いわゆるセルフビルドとして、自前で建ててしまうというのが、もっとも確実な方法であるといえます。この場合、大工に一部をまかせて、かんたんなところだけを自前でという選択肢もありますので、何が何でもセルフビルドということにこだわらないほうがよいといえます。セルフビルドのキットについては、輸入商社、輸入代理店をつとめている建築会社、その系列の不動産会社などで取り扱っています。場合によっては通販で購入できることもありますが、この場合は配達日や配達方法についてもよく確認をした上で、受け取りができなかったということのないように注意しなければなりません。いずれにしても、配達の当日に組み上がるほど楽な作業でないことは明らかですので、現場での保管についても気をつかうべきものです。

ログハウスは種類によっても安くなる

ログハウスのキットひとつをとってみても、実はさまざまな種類があることがわかります。大きくは寸法、床面積、あるいはデッキがあるか、2階建てかどうかといったところですが、それよりも注目したいのが、ハンドカットとマシーンカットという違いです。ハンドカットというのは、文字通り、職人が自然の丸太を一本ずつ手作業で加工したもので、その風合いはさすがと思わせるものがありますが、やはり高価であるのがネックといえます。木材の膨張や収縮なども長年の経験から計算に入れてありますので、品質についての不具合は特にありません。いっぽうのマシーンカットは、機械を使って加工したものであり、ある意味でいえば温かみに欠ける部分もありますが、断面などは正確無比ですので、むしろ初心者にとっては組み立てやすいともいえます。価格的にもハンドカットよりも安価であることがほとんどですので、価格にこだわるのであれば、こちらを選択するのが常道です。